- 韓国麻酔看護師会2014 参加レポート
2014年3月15.16日に開催された、韓国麻酔看護師会に参加し、各術集会における講義内容やハンズオンセミナー参加、また日本における麻酔管理や看護師の役割について講演をしたので報告します。
午前は講義、午後は実技セミナーというプログラムが組まれており、両日ともに全く同じ内容を行うという形式であった。韓国の麻酔看護師(以下NA)は当直や待機などが多く、土曜日もしくは日曜日のどちらかに参加できるよう配慮されたプログラムである。
参加者は約300名であり、経験問わず多くのNAが参加している。麻酔管理における新しい情報は毎年アップデートされるため、本学会において情報共有や麻酔看護の考え方の統制をとるために重要な学術集会であると言える。
午前は講義、午後は実技セミナーというプログラムが組まれており、両日ともに全く同じ内容を行うという形式であった。韓国の麻酔看護師(以下NA)は当直や待機などが多く、土曜日もしくは日曜日のどちらかに参加できるよう配慮されたプログラムである。
参加者は約300名であり、経験問わず多くのNAが参加している。麻酔管理における新しい情報は毎年アップデートされるため、本学会において情報共有や麻酔看護の考え方の統制をとるために重要な学術集会であると言える。
プログラム
講義
- 麻酔による心臓への影響と看護師の役割
- 心臓の解剖と循環
- 周術期の循環管理
- 周術期の呼吸管理
実技/シュミレータを用いて
- 挿管チューブ、ラリンジアルマスク、エアウェイスコープを用いた挿管実習(経鼻、経口、挿管困難に対して)
- 硬膜外カテーテル挿入、脊髄麻酔
- CPR:成人心停止に対する蘇生
- CPRでは数人の医療従事者によって役割分担し、指示を出すもの、実施するものや記録するものに役割設定し、シュミレータを用いて蘇生のデモを行った。モニターには、処置に対して変動する循環動態がインタラクティブに観察でき、実際の状況を再現しながらの実習となっていた。
初日の夜には会長招宴が開かれ、その中でアジアの麻酔科看護師の現状を把握するために、日本と台湾の看護師による講演が行われた。それぞれの国により麻酔科における看護師の役割や位置付けは全く異なるため、諸国の法律や医療体制での麻酔に関わる看護師の現状を把握し、情報共有ができる場となった。
招宴の中で、韓国の伝統的な歌が披露され、食事をしながら歌を楽しみ、麻酔科に携わる看護師同士が交流できる良い機会となった。
招宴の中で、韓国の伝統的な歌が披露され、食事をしながら歌を楽しみ、麻酔科に携わる看護師同士が交流できる良い機会となった。
講演
- 日本より/Japanese Situation of Peri-Anesthesia Nursing
東京女子医科大学麻酔科学講座 看護師 中島麻代 - 台湾より/Nurse Anesthetist in Taiwan
Taiwan Veterans Hospital, Taiwan Associate of Nurse Anesthetist, Hui-Ju Yang